「私、白黒つけたいタイプなんです」
と言う人がいる。
ハッキリ答えを出してスッキリしたい気持ちはわかる。
怪しいのに決定的証拠が出ずにのうのうと生きている人の罪を暴きたい! とか。
白黒つけるとは、そういうことだ。物事について、有罪か無罪か・是か非かをハッキリさせること。
しかし、「白黒つけることこそ正義!」「ハッキリすべき!」という思い込みにとらわれ、何もかも強引にカテゴリ分けしようとする人もいる。全てを善人と悪人に、敵か味方に。この世に分類できないものなどないと信じているのだ。
そうやって無理やり間違った答えを出しても、スッキリするはずが、余計なイライラを生み出してしまう。
せっかく白黒つけるなら、正しくつけてほしい。
- 間違った答えを出しがちな理由1:対象のくくりがデカい
- 評価対象を単純化しすぎ問題
- 総合判断に真っ黒や真っ白はあり得ない
- 「この人は黒」という先入観が正誤をねじ曲げる
- 屁理屈を言い出す一因になる
- 間違った答えを出しがちな理由2:異なる2つに無理やり白黒を割り振る
- 「こっちが白なら、あっちは黒」という思い込み
- 間違った答えを出しがちな理由3:白でも黒でもないものに白黒を割り振る
- 「白以外は全て黒」という思い込み
- 本当に白黒つけるべきことなのか今一度ご確認を